ソニア・リュボミアアスキーさん著:幸せがずっと続く12の行動習慣 自分で変えられる40%に集中しよう
こんにちは
ハッピーです。
今日も幸せに関する記事を書きましたのでご一読お願いします。
皆さん自分が幸せだと思いますか?
僕はすごい幸せだと思ってます。
自分が仕事を辞めた時に応援してくれる彼女、軽蔑することなく心配してくれたり面白がったりしてくれる友達、自分を守ってくれる国の制度などがあってとりあえず仕事を今すぐやめても生きることはできることそのことに感謝してます。
幸福を決めるものの割合
幸福の研究によると幸福を決定するものは遺伝が50%、意図的な行動が40%、環境が10%だそうです。
(プレジデントの記事から引用)
これを見て
「わたしはネガティブだと思ってたけどやっぱり遺伝が50%もあるんだったらどうしようもないな」
と思う方もいるかもしれませんが50%の部分は変えることができないので残りの50%を変えるように行動を見直してみましょう。
まず10%の環境からの説明になります。
「裕福か、貧乏か」「健康か、病気がちか」「器量がいいか、人並みか」「既婚者か、離婚経験者か」などの生活環境や状況による違いは、幸福度のわずか10%しか占めない
といったものです。
本書の中で米国の暮らしについて今と現在の幸福度を比べた時の記述があります。
1940年には、全世帯の3分の1の家庭には、水道も屋内トイレも、シャワーもありませんでした。1940年代の25歳以上の人で、中学2年生まで学業を終えられたのはわずか40%にすぎず、高校を卒業できた人は25%、そして大学まで終えた人に至ってはたった5%ということです。人生への全体的な満足度を尋ねられると1940年代のアメリカ人は「とても幸せである」と答え幸福度は10点満点中の7.5点でした。しかし一人当たりの部屋数が2部屋もあり電子レンジ、食器洗い機、カラーテレビ、DVDプレイヤー、パソコンがある今日のアメリカ人の幸福度は1940年のアメリカ人よりも低い7.2点でした.......
この結果からも、居住スペースが増えいろいろな道具や電化製品が増えるなど、幸せになるだろうと考えられたものがあっても、私たちが幸せになったわけではないことは明らかです。
私たちは身の回りに高価なものがどれだけあるかでその人がどれだけ幸福であるかを判断しがちですが結論を言ってしまうと「その人が今現在を満足しているか」が幸福を決めるということになります。
下記のように書かれています。
幸福の泉は、結局あなたがいかに行動し、何を考え、毎日の生活でどんな目標を立てるかというところに存在するのです。「遺伝による幸福の設定値」や「自分の環境による試練」に対処するとき、投げやりな気持ちになったり、すぐに結果につながらずに徒労感に負けそうになったら、「ずっと続く本当の意味での幸せはあなたの手の届くところにある」のを思い出してください。幸福度を示すあの円グラフの40%の中に、あなたの幸せはあるのです。
必要なことは残りの40%である「日々の意図的な行動」にあります。
本書のタイトルである「幸せがずっと続く12の行動習慣の」の前に最も最も幸福な人々の考え方や行動パターンが掲載されておりますのでそのまま引用します。
- かなりの時間を家族や友人と過ごし、その人間関係を大切にしてたのしんでいる
- 誰に対しても感謝を表すことが苦にならない
- 同僚や通りすがりの人に真っ先に支援の手を差し伸べる場合が多い
- 未来を考えるときは、いつも楽天的である
- 人生の喜びを満喫し、現在に生きようとしている
- 毎週、または毎日のように体を動かすことを習慣としている
- 生涯にわたる目標や夢に全力を傾けている
- つらい環境に置かれたときに対処する態度や強さを持っている
この行動をすべて持っている人はなかなかいなさそうですが時間をかけて少しずつでいいからこんな考えを持った人間になれるような目標とすることができそうですね。
なお本の中に自分の幸福度を測る幸福診断テストがありますので興味がわいた方はぜひご購入をお勧めします。
幸福度を高める12の行動習慣
パパっと先に書いちゃいますね
- 感謝の気持ちを表す
- 楽観的になる
- 考えすぎない他人と比較しない
- 親切にする
- 人間関係を育てる
- ストレスや悩みへの対抗策を練る
- 人を許す
- 熱中できる活動を増やす
- 人生の喜びを深く味わう
- 目標達成に全力を尽くす
- 内面的なものを大切にする
- 身体を大切にするー瞑想と運動
1.感謝の気持ちを表す
今まであげた2つの記事にも出てくる感謝するという行為です。
著者は下のように書いてます。
感謝とは、物事を大切に味わい、それを当たり前だとは思わず、現在に価値をおくものです
何気なく生活をしていると目に見えてこないものもあると思います。もしくは普段慣れてしまってそのことに関して何も思わなかったりですね。
彼女と同棲して1年半くらいが立ちました。
最初の方は彼女が洗濯をしてくれたりご飯を作ってくれたり部屋を片付けてくれたりしてくれたことについてとても感謝していました。何か月か経ち、営業先の関係で出張することが日常茶飯事になりたまに家に帰ってきたときも彼女がやってくれていることに目が全く行かなくなってしまいました。
けれど仕事を休職して落ち着いた生活を取り戻した今
「毎日自分と同じくらい働いていたのにとてもたくさんのことをしてくれていたんだなぁ」と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
目の前に広がっているたくさんのことに感謝できる今の環境にとても感謝しています。
2.楽観的になる
前回僕が読んだ本の中ではこの楽観的になるということは最強の要素であると書かれておりました。興味がある方はこちらの記事もぜひご覧ください。
楽観主義とは、単に「私はあれを手にすることができる」という考え方だけでなく、「どうやったら達成できるか」というプロセスについてもしっかりと考えることを意味するのです。
また
間違った楽観主義→「何かが自分をどうにかしてくれる」
正しい楽観主義→「どうにかなる術を自分は持っている」
こんな感じでしょうか。
楽観的な考えは訓練によって育てることができます。
僕の楽観的になった経緯を書いた記事を載せましたのでよければご一読ください。
3.考えすぎない、他人と比較しない
不愉快な出来事に遭遇したり、悪い知らせを聞いたりした直後に、新聞の記事や本を読んだことはありますか?そのとき、気づいたら同じ分を何度も何度も読んでいる、ということはありませんでしたか?また、授業中や仕事中、会話の最中など、楽しもうとしているときでさえ、考えすぎてしまうと集中しにくい場合もあるでしょう。
僕もこの前まで営業の仕事をしていましたが仕事のことが気になってしまい引用文とまったく同じ状況に陥っていました。
最初はそれがつらくて自分が自分ではなくなってしまったような感覚で、このまま営業の仕事を続けてもおそらくずっとこんな感じの生活になるのだろうなと思い会社を休職しています。
調べてみると仕事を辞めてもお金が給付できる制度がありそれに救われました。
病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
ネガティブなことを考えることはだれしもあると思いますがそれは変えられない要素と変えられる要素にわけられます。大切なことはこの変えられる要素に対して小さな一歩でも行動することです
4.親切にする
なぜ親切にすると自分が幸せになれるのか?
親切にすることで得られる大きなメリットは、自己認識にかなりの影響を及ぼすことです。
自分の能力が誰かの役に立っていることが協調され自分の人生をコントロールできている感覚が生まれまると著者は言っています。
仕事を休職している今振り返ると前よりも他人に対して親切な行動をするようになったと感じています。重そうな荷物をもってやったりドアをあけてあげたり、とても些細なことで自慢するようなことではありませんが以前だと目の前のことに集中せざるを得なくそんな行動はできていませんでした。
本書ではこの行動から自分をコントロールできていると書いていますが、コントロールできているからこそ親切にできるのもあると思います。
5.人間関係を育てる
人は幸福になればなるほど、それ以上に広い範囲で友人や仲間を持ち、恋人ができ、社会的な支援を広げるようになります。
確かに幸せそうな人は周りと良い関係を築いているイメージがあります。
僕もやったことはありませんが社会的なつながりを持つためにもボランティアなどにチャレンジしてみたいです。
6.ストレスや悩みへの対抗策を練る
あなとの人生にどんな困難やストレス、苦悩があろうとも、どのように考え、どのように行動するかが、最終的には「どれくらい幸せになれるか」に大きく関わってくるのです。
困難に対してどのように対処するかには2つの対処方
- 問題焦点型対処方
- 情動焦点型の対処方
があるそうです。
問題焦点型は簡単に言ってしまうと目の前の出来事に対してなにか今やっていることとは別のアプローチで対処する方法です。
周りに助言を得たり本からヒントを得ることだったりですね。
情動焦点型は直面している状況がもうどうにもできないだとか打ち負かされて行動も起こせないといった時の対処の方法です。
本書では実例として難病を患いあとは死を待つのみの夫を持つ妻の話が書かれています。
彼女が出した答えは「夫との残された時間を大切にすることでした」
人生で起こるネガティブな出来事におけるプラス面を理解することは、とても有効な対処法となるそうです。
またこのような困難を乗り越えた人たちは共通して以前よりもポジティブな視点を手に入れたとの研究があるそうです。
つらいことを乗り越えた人は強くなるとよく耳にします。
7.人を許す
外国で暴行にあい娘を殺された両親が犯人のことを許したことが書かれています。
ただ許すという行為は相手のための行為だと一般的に思われていますがそうではなく自分のための行為であると書かれています。
許すことで他人の気持ちがさらによくわかるようになり、人と親密な関係を築くことができるようになるそうです。
8.熱中できる活動を増やす
今を生きるということです。
面白い記述がありました
「ニューヨーカー」誌に、気が利いた3コマが載っていました。1コマ目では、ある男性が会社のデスクに座りながら、自分がゴルフをしているところを思い浮かべています。2コマ目では、同じ男性がゴルフをしながら、自分がセックスしているところを思い浮かべています。そして3コマ目では、その男性が女性とベッドに入りながら、仕事のことを考えているのです。
今に集中していないということへの風刺ですが
「あるあるだなぁ」とニヤッとしてしまいました。笑
あなたが注目し、関心を向けるものこそが、あなたの経験です。それこそが、まさにあなたの人生といえるのです。
会社を休職するにあたってきついというだけでなくこの考えもあって休職を決めました。
果たして40年働いた後に自分に残るものと言ったらつらかった経験、またそれを変に美化してしまいそうだったのです。
ブログだったり何かを発信することは1年スパンで考えても残るものはとても多そうに感じます。
9.人生を深く味わう
ここでも面白い記述を引用します
親は子供によく、「いい子にしなさい」といいます。そうすれば道徳的にも立派な大人となり、責任感のある人になれるからと。教師は生徒に「しっかり勉強しなさい」といいます。そうすればよい成績をとって、一流の大学に行き、まともな仕事に就けるからと。上司は部下たちに「一生懸命に働いて、目標を高くもて」といいます。そうすれば給料が上がるし、昇進できるからと。お年寄りはまだ現役で働いている友人に「退職後の黄金の日々は近い」といいます。
私たちは一番大切な事柄は未来に起こると信じているからです。私たちは、明日が今日よりもいいと自分を納得させて、幸せになるのを先延ばしにしているのです。
ほんとこの通りだと思います。今日では年金制度の崩壊もありその未来でさえも希望が無くなってしまいました。
味わう方法としてありふれた経験を楽しむ方法が紹介されています。
精神的に落ち込んだ参加者に対してそれまで急いで済ませていたこと(食事、シャワーを浴びること、地下鉄の駅まで歩くことなど)を意図的に味わってみるという指令与えたところ幸福度が目覚ましいほど高まり、落ち込むことが少なくなったとの研究結果が紹介されています。
10.目標に全力を尽くす
目標達成に全力を尽くすと、何よりもます人生の目的が見つかり、自分の人生をみずからがコントロールしている感覚が得られます。
また
幸福とは、目標を追い求めることから生まれるのであって、必ずしも目標の達成から生まれるものではない
とも書かれています。
僕は今幸せな今この現在の生活がずっと続くために幸福に関する勉強と発信をしています。
経済的にはまだ会社員だった時のほうが豊かでしたが会社で指示を受けそれに対して評価を受ける制度は僕にはまったく合いませんでした。
とりあえず直近の目標としては記事を100記事書くことを目標にしています。
今の記事数からすると途方もない数ですが楽しくやれているので時間があれば続けれれそうです。
またそれが達成できた時には引用にある通りその結果ではなくそこに至るまでのプロセスに対して幸福を得るでしょう。
11.内面的なものを大切にする
日本人にはあまりなじみがない信仰についてかかれています
信仰の厚い人が進行を持たない人よりも幸せなのは、宗教的な信念や聖典などの本質による影響というよりも、信仰によって同じような精神の持ち主や思いやりがある人との交流がうまれるという単純な事実とおそらく関係がありそうです。
仏教でもキリスト教でも一つの場所に集まって祈るわけですがその時の交流を通じて幸せになるということですね。
12.身体を大切にするー瞑想と運動
人が幸せになるうえでポジティブな感情を持つために瞑想が様々な効果を与えることが、おびただしい数の研究から明らかになっています。
運動をすると、なぜさらに幸せになれるのか?
スポーツや運動療法を始めると、自分の体や健康をコントロールしている気持ちになります。没頭する体験ができ、ポジティブな気持ちが増えて、不安や悩みが追い出されるからです。
スポーツの効果がすごすぎると思い知った僕の経験を話します。
大学生の時に部活に入っていました。
大学は部活をしに行くところとその時は本当に思っていて1年間で授業に出た数が10回に満たないんじゃないかなというくらいさぼってました。
ただスポーツをやっていたおかげで毎日がとても充実して卒業できないんじゃないかという恐怖感は全くなかったです。
ちなみに4年時には上限科目数をフルで履修して1単位でも落としたら即留年という状況にもかかわらず無事卒業することができました。
仕事が忙しくなりなかなかジムに行けていない日々が続きましたが現在は仕事を離れ毎日行くことができています。
終わりに
だいぶ長い文章になってしまいましたがご覧いただきありがとうございました。
ここに紹介したことはほんのさわり程度ですので興味が少しでもわいた方は是非本を買って実際に見ていただきたく思います。
- 作者: ソニア・リュボミアスキー,渡辺誠,金井真弓
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2012/02/16
- メディア: 単行本
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