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さとうみつろうさん著:悪魔とのおしゃべり 正しさこそ世界をダメにしている

こんな人向け

 今自分を取り巻く世界にコレジャナイ感がある

 

「正しさこそ、世界をダメにしている」

 

「?なんやそれ」と本書を読んで10秒で引き込まれました。

 

本書では著者であるみつろうさんと悪魔+αの人々が話していくことでストーリーが進む対談本のような構成となっています。

 

正しいことは悪いこと

 

悪魔   苦しみが生まれるのは「正しい教え」のせいなのさ

みつろう え?

悪魔   猫は店先に魚を奪って食べるがそのことに罪悪感を覚えない。これは、万引きは「悪いことだ」と猫に先に教えたものがいないからだ。わかるか?先に、「正しい教え」がある。そして抱え込んだその「正しさ」のせいで貴様ら人間は苦しんでいる。

 

 これに対しての対処法として悪魔は「疑え」と言っています。疑うことのみが人間に残された最後の可能性であると

 

これが正しいと教わってきたものといえばどんなものがあるでしょうか

子供は早く寝ないといけない、何事もまず苦労しなければいけない、ナンパはみっともないからしてはいけない、......

 

正しさの数だけできないことが増えていきます。

 

本書の中で大麻に関する興味深い記述があります

 

今でこそ公で話したら周囲からやばいやつ認定される大麻ですがどうやら60年前までは日本中で栽培されていたそうです。

 

また用途がとても幅広いとのことで大麻草からは繊維が取れて服になる、絞った油は燃料になる、実は食べることができるし繊維を発行させると黄金色になるため石油との競合を恐れたGHQが石油製品が売れなくなると困るといった理由で大麻の栽培を禁止にしたそうです。

 

このことに関しては聞いたこともなかったのでとても驚きました。

 

人間は「願い方」を間違えている

 

お金が欲しいだとか彼女が欲しい、時間が欲しい

 

こういった願い事はだれしも今まで生きてきた中で一回は願ったことがあると思います。

 

ただ悪魔に言わせると「もうすでに願いは叶っている」そうなんです

悪魔   すべて叶っている

みつろう 2017年の俺は、彼女もいて金持ちなの?

悪魔   違う。今、叶っている。望み通り【彼女が欲しい】が叶っているじゃないか。今まさに、貴様は彼女を欲しがっているのだから

みつろう 何言ってるの、あんた?

 

彼女が欲しいと願うと、その体験が叶うということらしいです。

彼女が欲しいと思っている現在の自分ですね

 

??????????????????????????

 

願いを叶えるためには、「その願いが叶っていない状態」が絶対に必要になる

 

本人の願いを叶えるために、目の前に叶っていない「現実」が用意されてしまいます。

 

 

所有は全部マボロシ

白人が黒人の土地を「この土地は今日から俺たちのものだ」と奪いに来た時にインディアンはその意味をわからなかったそうです。彼らにはモノを所有するという概念がそもそもなかったからです。

 

ちっぽけな一部分が目の前の広大な全体を支配するという概念です。

 

所有するということは「支配し続けること」

 

例えばあなたがiPhoneを持っていたとしてそれをあなたのものだと証明する手段はないということになります。

 

所有していると勘違いするためにはそれを自分のものだと主張し続けなければいけません。

そうしないと誰かに取られてしまうからです。

この世で手に入られるのは「物質」じゃなくて「心の不安」だけ

 

確かに自分が子供のころは何も気にせず毎日がとても身軽だったように思えます。

大人になった今たくさんの持ち物が増えてしまいました。自分のものを失った時のことを考えると怖くなります。

持ち物だけでなく「正社員」という肩書も自分を生きづらくしているのかもしれません。

生きるために「正社員」になったのにいつしか「正社員」という世間からみて優れているそのものに固執してしまいます。

 

話がずれてしまい申し訳ないのですが、「年収500万円、大卒、正社員」というステータスが普通の男性であるとテレビで報道されていたことに対してTwitter上にて話題になっていました。

これを見たここでいう「普通の男性」はますます「普通の男性」という肩書を捨てることはできなくなるでしょう。

 

僕は会社を休職したときに今までただ「どこかの企業で働く」というイメージしかもっていなかったわけですが調べてみると意外とそうではなく自分のスキルでしっかり生きている人がたくさんいるのを知りとても勇気が湧きました。

 

「正社員」という持ち物を捨てて身軽になれたのです

 

所有欲求をなくすにはどうすればよいのか

みつろう  あー!じゃぁ、もう、どうすればいいんだよ!

悪魔    コントロールを手放す。それは、新たに「得る」ことでも、「手に入れる」ことでもない。ただ、「気づく」だけだ。

外界のものは「わたし」にはコントロールできないと。

それどころか、「わたし」さえも「わたし」にはコントロールできないと。

この宇宙のシステムへの、「気づき」だけが必要なのだ。

別の本でも読んだのですが

 

何かを得たいと思うのではなく自分はもうすでに持っていると気づくことが大切と書かれていました。

 

それはもっと欲しいという支配欲からの脱却になります。

 

 終わり   

 

ちょっと短いのですがここで終わりにします。

 

書いてある内容の3分の1しかかけなっかたのですが正直今の自分の説明スキルでは不十分すぎるのでまた機会があれば書こうと思います。

 

 

 

悪魔とのおしゃべり

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