菅原洋平さん著:すぐやる! 「行動力」を高める”科学的な”方法 サクサク行動できるようになる
みなさんおはようございます、はぴたすです!
今日は行動力というテーマの本を選んでみました!
こんな人向け
- 何かを始めるにあたって「明日やろう」、「今はタイミングが悪いからもう少ししたらやろう」と思って結局全くやらずに後悔してしまったという経験のある人。
- 何がその人の行動に影響しているかを知りたい人
読むとどうなるか
- すぐに行動できる仕組みづくりができ、今までと違いすぐに動けるようになる
- 今までできなかった原因を知ることができる
できない原因は意思のせいではなく脳のせい
結論はこれになります。
ではどういうことなのか詳しく見ていきましょう。
私たちの脳は本質的に、「ふだんと違うことはやりたがらない」
自分の脳は、自分しか作ることができません。逆に言えば、自分の力で脳を望むように作っていくことができるのです。
なるほどと思うと同時に自分でコントロールできるということに安心します。
「すぐやるべきことがあったのに、気づいたら別のことをしていて時間が無くなってしまった」というのは、私たちの「すぐやる」を邪魔する大きな要因です。
一度脳に見せてしまったら、もう逆らえない
何かをしようとする前に別の何かを見てしまうとそちらに注意が行ってしまうのは脳の特徴だということです。
以前「ぼくたちは習慣でできている」でも書いたのですが、一度みてしまうとそれをやるかやらないかで脳の中で討論が始まってしまいます。
今回の本の中ではやりたいことがあるけどついついテレビを見てしまう、この対処法として「使ったらもとの場所に戻すこと」を薦めています。
ためしに、テレビのリモコンを置く場所を一か所に決めてみましょう。するとあることに気づきます。
テレビをつけようとリモコンを取りに行ったときに、「自分は今からテレビを見ようとしている」という自覚が芽生えるのです。
自覚をすることで行動を認識することができます。
好きだからやっているではなくやっているから好きと脳が勝手に解釈している
私たちが何かの感情を心に抱くとき、それは何もないところから自然発生的に生まれているわけではありません。「情動(体の反応)」がもとになっています。
心臓がドキドキするから自分は恋をしていると脳が解釈するそうです。
脳は身体と密接に関係しています。
脳も身体から指令を受けているのです。 このしくみを「フィードバック」といいます。
フィードバックの目的は、過去の自分の動きと、今、自分が動いた結果との”ずれ”を修正することです。作業をしていて「慣れてきた」「わかってきた」と感じるのが、フィードバックの役割です。
ただこのフィードバックという生きる上でとても大切な仕組みですがこのシステムに従い続けるとよくないと書かれています。
フィードバックだけだと目の前のことをだらだらとやってしまい、効率的な時間をつかえないのです。
これを阻止するために目的を定め先にどのようなことがあるかを予測をして行動を決める「フィードフォワード」が大切です。
フィードフォワード→過去から
フィードフォワード→未来に向かって働きかける
何かを考えながら行うと目標に一直線に近づけます。
例えば車の駐車という場面を考えましょう。
知らないうちに駐車がうまくなっていた。これはフィードフォワードです。駐車はできるようになりましたが時間がかかってしまいます。
フィードフォワードの場合だとどうなるかというと「YOUTUBEで駐車の動画を見たり」「周りの駐車がうまい人に聞いてみる」といったことをします。
そうすると短期間にできるようになります。
ダメな人と一緒にいると自分もダメになる
脳は無自覚に「他人のしぐさ」を真似します。
脳には、他人の行動を見ただけで、自分がその行動をしているときと同じような状態になる 性質があります。
僕の上司は広島弁だったのですが僕も知らないうちにその上司がいないところで広島弁チックに話していて自分でも驚きました。(その上司はとても仕事ができる人でした。)
またこの性質は「ダメな人の方が伝染力は強い」そうです。
また会社ではよく飲み会があると思います。
飲み会の話題と言ったらほとんどが
「悪口」や「仕事辞めたい」などのネガティブなものだと思います。こういった話題は脳がインプットしてしまいそういった思考から抜け出せなくなってしまうそうです。
僕は仕事を辞めて今はとてもクリーンになりましたが以前は頭の中がネガティブなことで埋め尽くされていました。
ただ悪いほうが伝染力は強いのが事実ですが良いほうにも向けることができるので積極的にすごい人と時間を共にすることが大切です。
できる人のアドバイスは自分ができるようにならないとわからない
僕が小学生の頃の話です。
小学生のころ僕は鉄棒で逆上がりが一度もできませんでした。
できる人にアドバイスを求めたのですがどれもわけがわからず、一番多いアドバイスで一番意味が分からなかったのが「足を空に向かって蹴るイメージ」でした。なんどやっても一向にできるようにはなりませんでした。
大学生になり飲み会の帰りに公園でみんなで休んでいると鉄棒がありました。
面白半分でやってみるとすんなりいけました。その時初めて「足を空に向かって蹴るイメージ」が理解できました
この「足を空に向かって蹴るイメージ」のような体験から得た感覚をもとにして組み立てた言語を「わざ言語」というそうです。
「わざ言語」を理解するためには、自分が「わざ言語」を使ってみるしかありません
小学生の頃の僕はただやみくもに逆上がりをしていたのですが、そうではなく理解できないところはあるけれどもそれでもその感覚を言葉にしてみるということが大切であるそうです。
今日はここまでにしますありがとうございました!